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スラッジ分離テスト

稼動前.jpg
某アルミ圧延メーカーで圧延油に含まれるスラッジ除去の相談を受け
検体を頂きスラッジが沈降することがわかりましたので
吉川塩ビ工業所の混合流体分離装置の一部(分離機能)だけで
強制的にスラッジを沈降させるデモテストを行いました

①稼動前↑写真
デモタンクに圧延油を張った状態です
②では稼動後圧延油を抜いた状態の写真が見れます
③では稼動中の写真が見れます

圧延油排出後
仕切りの右側にスラッジが集まっているのがお解かりだと思います
左側は圧延油のOUT側の最終層ですがスラッジが見当たりません

稼動中
センターで仕切られている所にこげ茶色の不純物(浮上油)がありますが、これは比重の軽い浮上油を強制的に分離させている為溜まっています
※既製品であるとこの浮上油はタンク外に回収される構造になっております
圧延油は写真右側(IN側)から左側(OUT側)に流れています

以上のことからスラッジの分離と油水分離を同時に行なうことができることが解ります
ちなみにフィルターは使用していません

テスト内容
外 寸:1000×700×1600(塩ビ製)
処理量:約1㌧/h
流 量:約17㍑/min
時 間:1時間
回 数:2回(スラッジ回収量1回目4.0kg、2回目2.8kg)
方 法:地下ピットより圧延油をエアー式ダイアフラムポンプにてポンプアップして
テストタンクを通し地下ピットへ戻す