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2009年08月04日 16:29 [ News 環境対策室 ]
当社、久保金属本社のある杉並にてCO2の事につき、興味あるコラムが8月1日の広報「すぎなみ」の中にありましたので抜粋にて掲載します。これは杉並区長の山田宏さんの「区長からのいいメール」からであります。
目線は広く公平に持たなくてはと、改めて肝に銘じた次第です。
すぎなみ区の「なみすけ」くんです。
地球温暖化の真犯人として国際的にCO2が認定され、京都議定書はわが国に2012年までに1990年時点でのCO2量の6%の削減義務を課し、その達成もままならないのにさらに厳しい削減目標を定めようとしています。もしいま杉並区で京都議定書の削減義務を果たそうとすれば、1週間のうち丸1日を全世帯が電気、ガス、ガソリンを一切使わない日にしなければならず、ほとんど達成不可能の目標と言えます。
ところが最近、イギリスのBBC放送局が「温暖化詐欺」というドキュメンタリー放映するなど、「CO2は温暖化の真犯人ではないのではないか」という真剣な議論が、他の先進国では起きています。昨年私は「温暖化調査」のため私費でアラスカに行きましたが、氷河の後退や海岸の侵食など地球温暖化の現象は確認できたものの、たとえば氷河の後退も1800年頃からすでに始まっており、CO2が増加した1945年以降ではないなどから、「CO2犯人説」に疑問をもつ著名な科学者たちがいることも知りました。彼らは「温暖化は氷河期と間氷河期を繰り返す地球の自然現象で、CO2の影響はきわめて小さい」と考えるのです。現にCO2は増加し続けているのに、2000年からは一転して地球の「平均気温」は下がり続けています。
温暖化の議論は始まったばかりで、これからは冷静で科学的な議論が望まれるところです。ただ何が「真犯人」であろうが、限りある地球の省資源や省エネルギー、そして森林を守り育てることが、人類共通の義務であることは変わらない真実です。